今回の元科捜研の主婦4話は「小学校お受験」という
わりと身近でちょっとソワソワするテーマから始まった第4話。
キラキラした説明会の空気。
カリスマ講師。
前のめりな保護者たち。
そこに突然の食中毒、さらに転落死。
食中毒に巻き込まれながらも
科学の力で事件を解決し
さらに“吉岡家らしいほっこり”で着地してくれた回でした。
※ここから先は元科捜研の主婦第4話のネタバレを含みます。
未視聴の方はご注意くださいね。
主な登場人物
・吉岡詩織(演:松本まりかさん)
元科捜研のエース。現在は専業主婦。科学的視点は健在。
・吉岡道彦(演:横山裕さん)
捜査一課刑事。詩織の夫。現場の違和感を大事にするタイプ。
・吉岡亮介(演:佐藤大空さん)
5歳の息子。今回の“お受験騒動”のきっかけを作る。
・四方田達真(演:濱正悟さん)
受験塾「あすなろ若葉塾」のカリスマ講師。“だるま先生”。
・平井孝一朗(演:淵上泰史さん)
塾長。後に転落死。
・三上奈央(演:遊井亮子さん)
元生徒の母。説明会に乱入するクレーマー保護者。
事件のきっかけは「お受験」
吉岡家の息子・亮介は、
科捜研のちびっこサイエンス教室で見た“実験設備の充実した私立小学校”に心を奪われる。
「あの小学校の1年生になりたい。お勉強がんばる」
と予想していなかった
亮介本人からのお受験宣言。
そこで詩織は
小学校用受験塾の説明会へ行く。
すでに受験について情報収集に慣れた保護者が集まっていて
ちょっと緊張した空気の中
「当塾を選んだ時点で皆様は勝ち組です」
と塾長は保護者にむかって
誇らしげにいう。
そして登場するこの塾のカリスマ講師・四方田。
どうやらこの塾はこの四方田先生の人気で
もっているらしい。
でもこの説明会の最中に
三上奈央という主婦が乱入してくる。
お隣の保護者にきくところ
過去にこの塾に通っていたが受験に失敗した主婦とのこと。
三上は大声で塾を非難し、会場は騒然となる。
四方田がなんとか三上をなだめ、その場から引きはがして
いったん会場の雰囲気は落ち着いたが
昼食をはさんだ後
保護者たちが次々と体調不良で倒れてしまう。
詩織も倒れ、ここで集団食中毒が発生する。
塾長の転落死
食中毒騒動があった夜
塾長・平井が屋上から転落死する。
靴をそろえて飛び降りたような形跡があったため
当初は自殺の可能性もあったが、のちに他殺と断定される。
容疑者として捜査線にまず浮上したのは、
塾に恨みをもって乱入した三上奈央だった。
しかし
現場をしらべていた道彦はどこか違和感を覚えていた。
道彦のモヤっと違和感の正体
塾長が飛び降りる前に吸っていたとされるタバコの吸い殻の中に、
1本だけ長さの違うものがあった。
・自殺なら、そんな不自然な吸い方をするだろうか?
・三上が犯人なら、もっと現場が荒れているはずでは?
道彦の中で「三上がやったにしてはなにかが違う」という引っかかりが残る。
兄の手帳に残った「414」
事件とは別のタイミングで、警察署にて。
道彦は亡き兄・修一の手帳にあった
「414」という数字のメモがどうも気になっている。
ぽつりと「414…」とつぶやくと、
太田(演:八嶋智人さん)が
「俺の誕生日じゃん!同じ誕生日の芸能人知ってる?」
と軽く茶化す。
ちょっとほっこりシーンでもあった。
でも道彦の表情は
笑いきれていない。
兄の死の真相が未解決なこと
普段の事件とは別にじわっと存在感を増してきている。
科学トリック①:感染源は食べ物ではなかった
食中毒で入院中の詩織は
食中毒の感染経路について考えていた。
食中毒の原因は
エンテロトキシンという菌だということがわかっていた。
しかし塾から配布されたお弁当からは菌が出なかったからだ。
じゃあ菌はどこから体に入ってきたのか?
この答えのきっかけをくれたのは
今回もまた亮介のひょんな疑問からだった。
詩織が入院しているため
家事をパパ・道彦と一緒に頑張る亮介。
お風呂掃除をするために詩織にテレビ電話でたずねる。
「ママ、お風呂掃除はクエン酸?重曹?」
詩織は答える。
「正解はどっちも使いまーす」
その瞬間、クエン酸をお風呂場にシューっとまいている映像が浮かび
発想が切り替わる。
菌は食べ物に入っていたのではなく“空間”にまかれたのではと疑ったのだ。
科学トリック②:加湿器にエンテロトキシンを混入
詩織が注目したのは、説明会会場にあった加湿器だった。
- 事務員は毎日掃除していた
- それなのに当日だけ四方田が水を替えていた
ここから詩織はある仮説をたて
本人に問いただす。
四方田が説明会当日、
加湿器のタンクにエンテロトキシンを混入させた可能性が高いのではないか。
その加湿器から放出されたミストに毒素が混ざり、
会場の空気中に広がった。
それが集団感染の真実ではないかと。
そう詩織は四方田に告げる。
しかし四方田は反論する。
「私もあの場にいました。なぜ私は感染しなかったんですか?」
詩織の答えは「高低差」。
- 保護者は椅子に座っていた
- 四方田は教壇に立っていた
ミストの滞留する高さと、
立ち位置の差。
同じ部屋にいたとしても
同じ条件ではない。
犯人が感染しなかった理由も説明がついた。
プリントだるま通信に残されていた物証
四方田はさらに反論する。
「私がやったという証拠は?」
詩織は科捜研で調べた結果を示す。
- プリントだるま通信からエンテロトキシン検出
- 赤いインクも検出
- 赤いインクは四方田が使っている“だるま印”のものと一致
つまり四方田は、
だるま印を押したその手で、
加湿器の水を入れたという証拠。
塾でもらったプリントに
加湿器のミストからしみ込んで成分が残っていたのだ。
これで逃げ道はなくなった。
塾長転落死の真相
塾長が亡くなった夜、
塾長は四方田を屋上に呼び出し、
四方田が送った塾への脅迫メールと食中毒の件を突きつけ
塾をやめるように言う。
「警察に行けば、この業界では生きていけない」
追い詰められた四方田は、
塾長の背中を押し転落させてしまう。
その動機は
「塾長にも親たちにも目を覚ましてほしかった」
お受験で無理させて
心が壊れてしまう子供や、金儲け主義になっていく塾にたいして
四方田なりの反発からの犯行だったのだ。
でも、やり方が完全に間違っていた。
そして亮介のお受験問題解決
事件が解決し
吉岡家で亮介は、急にお受験をやめると言い出した。
理由はシンプルで
「拓人くんが波止場小学校に行くから、僕も一緒に行くって約束した」
と友達と同じ小学校に行くからという
子供らしい心変わり。
詩織が聞く。
「科学の実験室はいいの?」
亮介がせっかく気に入っていた化学実験室のことは
もういいのかどうか知りたかった。
すると
道彦が笑いながら言う。
「亮介は“ママと”実験するのが好きなんだもんな」
亮介もにこにこしながらうなづく。
もうね、ここ。
吉岡家、最高やん。
家族みんなでホッとした瞬間。
こっちも笑顔になってもうた。
関西系主婦のひとこと&まとめ
今回はお受験スタートでえらいリアルやなと思ったけど、
最後はめちゃくちゃあったかい回やった。
加湿器トリックはそこそこ理屈も通ってて
すっきりしたし。
(まあ塾長を突き落とさんでも・・とは正直思ったけど)
道彦の違和感もしっかり描かれててよかった。
でもいちばん良かったのは、
亮介が「ママと実験するのが好き」ってとこ。
吉岡家は今日も平和で最高でした。
次回は414の謎がそろそろ解けてくるのかな。

