最近のドラマって
第1話から全力疾走すぎへん?
いきなり大事故。
いきなり裏切り。
いきなりキス。
いきなり殺人。
「まだ名前も覚えてへんねんけど?」って
なることない?
しかも初回拡大。
15分どころか30分。
もはや映画の前半。
今日はこれ、
なんでここまで第1話が派手になったのか、
ちゃんと深掘りしてみます。
■ 昔の第1話は“助走”だった
ちょっと思い出してみてほしい。
昔のドラマって、
わりとゆっくり始まってなかった?
人物紹介があって、
空気感を作って、
関係性を見せて、
2話目くらいでようやく事件。
あれは“助走型”。
でも今は違う。
助走してたら、
置いていかれる。
時代が変わった。
■ 理由① 離脱が早すぎる時代
今は、
「とりあえず見る」ハードルは低いけど、
「見続ける」ハードルが高い。
配信も山ほどある。
ショート動画もある。
ゲームもある。
視聴者は常に“比較中”。
第1話で
「まあ様子見」
なんて言ってられへん。
ここで掴めなければ、
次の作品にスワイプされる。
つまり初回は、
プレゼン大会。
■ 理由② 視聴率だけじゃなく“話題性”も勝負
昔は視聴率がすべてやった。
でも今は違う。
・トレンド入り
・SNS言及数
・配信再生数
・切り抜き拡散
数字の種類が増えた。
そしてそれらは、
“初回のインパクト”に大きく左右される。
派手な展開は、
拡散しやすい。
静かな導入は、
話題になりにくい。
つまり第1話は、
作品であり広告でもある。
■ 理由③ 初回に予算を集中させる戦略
制作的にも、
第1話は特別。
ロケも豪華。
エキストラも多い。
映像も気合い入ってる。
なぜなら、
初回が一番見られるから。
ここで最大風速を出して、
その後を支える。
逆に言えば、
2話以降はやや落ち着くこともある。
これは“初回集中型”の戦略。
■ 理由④ 刺激のインフレ
もうひとつ大きいのが、
視聴者の耐性。
私ら、
ドラマ見すぎてる(笑)
裏切りも、
衝撃展開も、
ある程度予想できる。
だから制作側も、
さらに強いフックを置く。
これが刺激のインフレ。
第1話はその最前線。
■ じわじわ型が減った理由
じわじわ育つ物語は、
今のスピード社会と相性が悪い。
“様子見”する余裕がない。
でもな、
ほんまはじわじわ型のほうが
記憶に残ることも多い。
派手な第1話は強いけど、
感情が追いつかないこともある。
情報過多で疲れることもある。
掴み重視は、
諸刃の剣。
■ 海外ドラマとの影響
海外ドラマも、
近年は第1話から強い。
なぜなら
配信前提やから。
“最初の10分”で
続きを見させる設計になってる。
日本ドラマも、
その影響を受けてる可能性は高い。
グローバル基準に
引っ張られてる面もある。
■ まとめ:第1話は戦場になった
第1話が派手になったのは、
・離脱防止
・話題化戦略
・配信時代の競争
・刺激インフレ
・初回集中型の制作構造
いろんな理由が重なってる。
昔みたいに
ゆっくり始まる物語も恋しい。
でも今は、
まず掴む。
第1話は、
物語の始まりであり、
最大の営業日。
派手な裏側には、
業界の必死さもあるんやろなと思います。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
→ なぜドラマは続編とリメイクが増えたのか?
→ バズるドラマと記憶に残るドラマの違い
