再会〜Silent Truth〜第6話。
関西の主婦目線で、今回も落ち着いて噛みしめながら振り返ります。
第6話は大人になった幼なじみ4人そろって、23年前の事件の記憶を現実の検証に落としていく回でした。
あの頃の記憶は、もはや4人全員にとって苦い思い出になってる。
見てて、もうやめたげてー!
ってなる場面が多かったです。
※注意
この記事はドラマ再会〜Silent Truth〜第6話の内容に触れています。未視聴の方はご注意ください。
ざっくり登場人物整理(主要のみ)
- 飛奈淳一(演:竹内涼真さん)
刑事。直人の告白で「23年前に自分が発砲した」事実と向き合わされる。 - 南良理香子(演:江口のりこさん)
事件と23年前を“同じ拳銃”でつなげて詰め直す刑事。検証の圧がえげつない。 - 岩本万季子(演:井上真央さん)
美容師。事件当夜の行動に曖昧さが残り、アリバイも揺らぎ始める。 - 清原圭介(演:瀬戸康史さん)
当時の現場にいた一人。森の記憶の輪郭がまだ薄いまま引っ張り出される。 - 佐久間直人(演:渡辺大知さん)
兄・秀之殺害を自供して留置中。第5話で淳一の“発砲”を目撃していたと告げた。
第6話の位置づけ|「思い出す」じゃなく「検証される」回
第5話までって、“本人たちの記憶”が主役やったやん。
でも第6話は、そこに南良が入ってくる。
- 記憶のまま語らせへん
- 調書のまま信じへん
- 「なら、現場行こか」って現実に落とす
この回は、4人が“子どものまま抱えてたもの”を、社会のルールで測り直される回やったと思う。
第6話の流れ(現在/回想)
現在①|万季子のアリバイが崩れていく気配
南良は、万季子の事件当夜の行動に引っかかり続けてる。
「店の灯りがついていた」証言があっても、“それが本当に万季子か?”は別問題。
万季子は事件当夜「店にいた」と話していた。
だが南良の張り込みと聞き込みで、当夜店を使っていたのは従業員だったことが判明する。
明かりがついていた事実は残るが、“そこにいたのが万季子だった”という前提は崩れた。
つまり、犯行推定時刻のアリバイは消えたことになる
従業員からの連絡で、万季子は自分のアリバイが成立しない可能性を知って、夜中に淳一へ電話する。
ここ、万季子が“頼ってしまう相手”が結局淳一なんよね…。
現在②|南良が万季子の家へ。そこに淳一がいる
翌日、南良が任意同行を求めて万季子の家を訪ねる。
万季子はその場では一度は断る。
そのとき家の中には淳一がいたんよね。
しかし万季子はわざわざ来てくれた淳一にも「アリバイのことは今は言えない」
と言う。
言えない理由がある=隠してる、少なくとも“説明できる状態”ではない。
そして2人の会話は、ふっと昔の距離感に戻る。
万季子が淳一に向けて、当時の自分の好意を冗談混じりにこぼすような場面。
笑いでごまかしてたけど、ずっと心の奥に置き去りの23年がある感じやった。
現在③|南良が4人を招集。「森へ行こう」
南良は、淳一・万季子・圭介・直人(留置中やけど同行扱い)を集めて言う。
「23年前の現場で、もう一回検証する」
理由はシンプルで、当時の報告書や調書が“あまりにもお粗末”やったから。
つまり南良は、警察内部の記録そのものに納得してへん。
ここで怖いのは、南良が“真実を知りたい”だけやなくて、
「その曖昧さは、誰かの都合で作られてない?」って視線を、まっすぐ向けてくること。
回想|銃声5発と「最初に発見した人物」
森で南良は、当時の状況を一つずつ並べ直す。
- どこで銃声を聞いたか
- 何発を、誰と一緒に聞いたか
- 誰がどこへ動いたか
- 最後の銃声を誰が単独で聞いたか
この“順番の詰め直し”が、圧倒的にしんどい。
思い出したくない記憶を、「確認します」って言葉で剥がされていく感じ。
南良は推理としてこう組み立てる。
清原巡査長(当時殉職した警察官)が撃たれた状況、威嚇射撃の可能性、犯人の改造銃——。
そして核心に踏み込む。
「この状況で撃てる人間は絞られる。例えば、最初に発見した人物」
つまり、淳一。
直人が反発し、万季子が淳一をなだめる。
でも淳一は、もう耐えられへん顔になる。
現在④|淳一の告白
追い詰められた淳一が、ついに口にする。
「俺が撃ちました。大島を撃ったのは僕です」
第5話で直人が言った「見てた」が、ここで“本人の口”として確定する形になった。
ただ、告白しても
言えたから楽になる内容やない。
4. 人物の感情と選択の深掘り
淳一|「刑事」でいるほど苦しくなる告白
淳一って、正しいことをするほど自分が裂けていく人やと思う。
子どもの自分が撃った。大人の自分は刑事。
この二つが同じ手で繋がってるのが、あまりに残酷。
告白は、逃げでも正義でもなくて、
“これ以上、黙って立ってられない”っていう限界の表れに見えた。
万季子|頼りたい相手が、いちばん危ない相手
夜中に電話する。家に呼ぶ。そばにいてほしい。
万季子の動きは、恋とか甘さで片付けたらあかんと思う。
たぶん万季子にとって淳一は
「説明せんでも通じる」唯一の人で、同時に
「関わったら全部が崩れる」人でもある。
“迷惑かけない”って言いながら、もう迷惑が始まってる。
ここがしんどい。
南良|優しさのない正しさが、逆に救いになる時もある
南良のやり方って冷たい。
でも、このドラマではその冷たさが救いにもなる。
- 感情に寄り添いすぎたら、真実は掘れへん
- でも真実が出なければ、4人は一生終われへん
南良は、終わらせに来てる人やと思った。
優しくはないけど、逃がさない。
5. ここまでの考察
①「消えた拳銃」は、誰がどう動かしたのか
23年前の拳銃が、今回の事件でも使われた可能性が濃い。
南良の目線はずっとそこにある。
ただ、ここでまだ曖昧なのは
“誰が持ち去った/誰が管理していた/どこで再び出てきた”の線。
淳一の告白で「発砲した人」は見えてきたけど、
「拳銃が消えた経路」はまだ空白のままやね。
② 万季子の「今は言えない」は、何を守ってるのか
アリバイが崩れた=犯人、とは限らへん。
でも“言えない理由”があるのも事実。
- 自分の行動が、誰かを巻き込むから言えない
- あるいは、23年前と繋がる何かに触れてしまうから言えない
どっちにしても、万季子は「隠したい」より「言えない」に見える。
この差が、今のところの印象。
③ 圭介と直人は、どこまで共有しているのか
森での検証って、“全員が同じ記憶を持ってる前提”で進むけど、
たぶん4人の中で、見えてるものが一番違うのは圭介な気がする。
直人は、橋の下で起きた発砲を目撃した“目撃者”として、第5話で「淳一が撃った」と証言した。
淳一は、第6話で、巡査長のそばに落ちていた拳銃を拾い、逃げる大島に向けて発砲した“当事者”として「自分が撃った」と認めた。
それぞれが、あの夜に自分が立っていた位置と行動を言葉にしたことになる。
けれど圭介は、発砲の場面そのものではなく、その後「拳銃をどうするか」を判断した側にいながら、その判断の理由をまだ語っていない。
圭介は淳一が犯人を撃ったことは知らなかった様子にみえた。なのになぜ拳銃を持ち帰るという選択になったのか。
あの瞬間、何を守ろうとしていたのか。
6. 【関西系主婦のひとこと&まとめ】
第6話は、森で“思い出す”んやなくて、“詰められて言わされる”回でした。
淳一の告白って、スッキリするものやなくて、むしろ息が詰まる。
23年抱えてきたものを、あんな形で口にしたんやから、軽くなるわけないよな…
それでも、南良の前ではもう誤魔化されへん。
このドラマ、優しさで包んでくれへん分、真実の出し方が痛い。
淳一が言うたことで、次は「拳銃」と「事件当夜」が真正面から問われるはず。
万季子の“言えない”も、そろそろ限界に見えるし、圭介の沈黙も怖い。
静かに追い込まれていく感じ、ほんまにしんどいな…。
でも、ここまで来たら、最後まで見届けるしかない回やった。

